日比野くらし

裸足の季節の日比野くらしのネタバレレビュー・内容・結末

裸足の季節(2015年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに映画館行った ひとりで 最後の上映時間 ゆるゆる間に合ってゆるゆる入場 ビジュアルに惹かれて観に行ったから映像の美しさは期待してたしそれ通り 可もなく不可もなく 超えても来ないし下回りもしない ドキュメンタリーのようなアングルと手ぶれ感 心地いいしこういうのが好き みんなが笑っていたシーンも私には笑えなくて、ただただ愛や欲や自由への憧れとそれに対するもがき等 激しい感情が痛くて悲しくてつらくてひとりで泣いていた ひとり ひとり ひとり ひとり ひとり 若さって強いけど脆くて弱い 一緒にいても一緒にはいない ひとつだからばらばら それぞれの選択 それぞれの人生 迫ってくるものがあって それと同時になんとも言えない喪失感と倦怠感 事件は起こるし山場もあるけど単調 するすると進む 自殺という選択肢が物語の一端としてすっと過ぎていったのが印象的だった 最初はもっとちゃんと急がず見せてそこは、って思ったけど 振り返っている今はあれが正解だったように思う 全部全力で後先は考えずに飛び込んで行ける強さ、勇気 生きるというのはどうしてこうも泥臭いのか しんどい 映像美とストーリーのギャップ 頼むから、お願いだから、みんな幸せに生きてと思った あの子は今日もしあわせだっただろうか