きたいくと

シン・エヴァンゲリオン劇場版のきたいくとのネタバレレビュー・内容・結末

4.9

このレビューはネタバレを含みます

これ次第でQの評価も変わるやろと思ってたけど、いやーすげー待ったね。

アスカ派から綾波派に変わるかと思った。パリのとこで何言ってるかわからんすぎて終わったと思った。
あとなんかゲンドウはバケモンになってた。なりすぎてた。
ミサトさんのエバーはあんまり聞けなくて残念。でもミサトさんの苦悩と最後にミサトさんを見れたのはよかった。
加持さんはそのために大事にスイカ育ててたのね。
明かされた謎と明かされなかった謎。


すべてのエヴァとの訣別。その役割を担うユイ。迎えに来るマリ。マリはマリアで、キリストの母の名であり、伴侶の名でもある。
初号機を、母の加護を離れたシンジ。
TVシリーズ放送開始から25年とすこし。少年は大人に。
虚構から現実へ。
これで新世紀エヴァンゲリオンは生みの親庵野秀明の手を離れたか?
ずっとエヴァを待ち続けたファンは?
さらば全てのエヴァンゲリオン。

最近少しずつ、大人になったこと、なっていくことを自覚しつつある僕はスクリーンを前にしてシンジ君に少し取り残された気がした。
終わりのないものはないが、まるで終わらないもののように感じていたエヴァンゲリオン。
僕が初めてエヴァンゲリオンを見てから何年の時が経った?
今エヴァが終わった。本当に終わったのか?
新たなスタート?それはエヴァンゲリオンが終わった現実としてのスタートなのか。
待ち望んだ最後。でも終わったことをまだ少し受け入れられずにもいる。
もう少し時間が欲しい。僕も大人になるための時間が。

いやしかし宇多田ヒカルかっけぇな。
きたいくと

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