きたいくと

THE GUILTY/ギルティのきたいくとのネタバレレビュー・内容・結末

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

緊迫した状況で、おばちゃんが自転車で転んで膝から血を流してるだけで電話かけてきたシーンでは笑ってしまった。



警察の緊急電話オペレーターの話。スクリーンに映るのはオペレーター室のみで、電話の相手や犯人像、現場の状況は電話の向こうの声や音で想像するしかなく、リアルタイムで進む為主人公アスガーと同じ目線で楽しめる映画だった。色々とすごく丁寧な作りで構成力も見事。


映画のタイトル「ギルティ」の意味は有罪、罪の自覚があるなど。
誰がギルティ?

アスガーは一方的に犯人を決めつけてしまったけれども、最終的にはミケルもイーベンも無事だったし、自分の中にあった罪を告白し、誰かに電話をしながら光の方へ向かっていく救われるエンドだった(オリバーは残念ながら緊急電話が来る前には死んでいたので)。
僕含め観客もアスガーと同じように決めつけていた人が多かったのでは?
でも救われるエンドで良かった、良かった。



でも、本当はもしかすると自転車のおばちゃんはあの後死んだかもね、僕が笑ってしまったせいで。
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