なんか普通に良かったとは思うんだけれど、とにかく終わらせたい感じが半端なく伝わってくる。いつかはみんな現実に戻っていくのは分かるよ。でも私たち、共犯関係だったじゃない? 久しぶりに会った学生時代の友だちがもっともらしい顔つきで昇進の話ばかりしてくる、みたいな。私はさみしいよ。イマジナリーとか言うのやめなよ……。
すべて説明&回収してくれようとする姿勢は丁寧ではあるけれど、やけっぱちにも感じてしまう。私は惣流アスカ派だけれど、あれならむしろ何も言ってくれない方がよかったとまで思ってしまう。とにかく私たちの時代は終わったんだなという思いだけが残る。
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観た直後はもう少し思うところがあったと思うけれど、1年くらい経った今ではもう、このくらいの感想にまとまってしまっている。
古のオタクは地下に潜るか新時代のオタクとなるか、これからの道を模索しなければならないな……。
109シネマズ湘南にて鑑賞。