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シン・エヴァンゲリオン劇場版のkazuuのレビュー・感想・評価

4.3
子供の頃、父が珍しく映画に行くかと連れて行ってもらったのが、「さよならジュピター」だった。あれから見返していないので、内容はよく覚えてないのだが、ユーミンの曲だけがすごく印象的に残っていた。

公開されてから随分時間が経ってしまったシン・エヴァンゲリオン💦
しかし逃げちゃダメだと言わんばかりに、意を決して立ち向かう事にした。(ロスになるのにビビるタイプ😅)

以下とてもネタバレあり。





いやーすごい。
コピー通り全てのエヴァを終わらせてしまった。
相変わらず難解なので、一回で当然(?)全てが理解出来ているわけではない。想定通り何人も犠牲者が出てしまったが、最悪のエンドになっていなかったところが救われる。

イジイジMAXのシンジ君が徐々に成長し、ゲンドウと対峙していくまでに成長。
そこまでにはレイやそっくりさん、アスカ、マリ、カオル、ミサトさんがいてこそ。

テーマも親子、友達、成長、復興など盛り沢山。Qで話が急展開し先が見えなくなったが、この回収の仕方に違和感は覚えなかった。

ナウシカや千尋の様なジブリ的シーンもあり、なぜか下書きシーンもあったが、何度もウルっときた。
みんながシンジ君の為に命懸けで戦い、ミサトさんも最後に帽子を脱いで髪を解いて、お母さんの最後の使命と、本来のミサトさんの姿で突撃していくのを見て泣き、そして全てが終わったラストで、少し大人になったシンジくんとマリさんを見てまた泣きそうに。

あー何もかも終わった…


使われる歌も話題になるが、
色んな方のレビューにも書かれているし、この作品キッカケで見たという声が多かったのが、冒頭に書いた「さよならジュピター」の主題歌であるユーミンのVoyager。
知らずに聞くと、この作品の為に書き下ろしたのか、と思うぐらい歌詞がマッチしている。
曲がかかった時は少しビックリしたが、後で庵野監督がこの映画のファンだと知って納得。
今映画のテーマともあっているから、カバーしてもらったんだろうなー。


主題歌は宇多田ヒカルが一作目からラストまで担当、One Last kissの次にかかったBeatiful world。言うまでもなく一作目の主題歌。
今回のエヴァのタイトルの最後につけられた、リピート記号、そしてさよならの意味。
多分一作目から気づいてない伏線が沢山張られてたんだろうな、と思う。
もう一回「序」から見てくれと言う事か…😓
まさかTVシリーズから⁉︎
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