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グランツーリスモのkazuuのレビュー・感想・評価

グランツーリスモ(2023年製作の映画)
3.7
私もPS1の時代からプレイしているゲーム。PS5の世代に入り、リプレイ画面がほぼ実写映像。車の挙動も車種により細かく異なり、スーパーカーなんて一生実車を運転することはないだろうが、ゲームでは気兼ねなく運転でき、事故してもケガしないし、損害賠償を払わなくても済む😅
例えば同じコーナーをフェラーリやポルシェ、普通に街中に走っている車と乗り比べると、アクセルやブレーキの踏み方が全く異なる。スーパーカーは直線は早いが全般運転が難しい。運転技術が未熟だと、事故りやすい車である事がよくわかる。

私はいつまでたってもゲーム技術はあがらず、単純にドライブしていることが楽しいのだが、世界にはゲーマーから実際のレースドライバーになった人がいるのだから驚く。

題名がゲームタイトルとはいえ、ゲーム画面が出てくることは少ない。リアルレースをゲームの様に見立てる画面はあっても。
これをサポートするのが、オーランド・ブルーム。長髪で少々軟弱にも見えるが・・。

今やリアルな車の挙動のゲームは、レーシングカーのシミュレーター等に転用され、当たり前になったが、当時はあくまでゲーム的なものしか無く、リアルシミュレーターはグランツーリスモの発案者 山内氏の功績による物。
劇中でも役者が演じる山内氏が登場するが、山内氏本人が、板前の格好で登場した時は吹き出した😆

少々ネタバレあり。




全体を通してゲームがベースというだけで、ゲーム要素は少なく、主役ヤンがゲーマーからどのようにしてレーサーになるかの成長物語。
フォードVSフェラーリの様に最後はルマンで締めくくられる。やはりこのレースに勝たないとダメなのかと思いつつ、動かないイスから実際に300km/h以上でるマシンに乗るに至るまで、中途半端な訓練では、命がいくつあっても足りんと思う。
私はひたすら動かないイスで、フェラーリでも運転するか・・
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