のnきち

女が眠る時ののnきちのレビュー・感想・評価

女が眠る時(2016年製作の映画)
3.8
2017年200タイトル達成の為に鑑賞。

原作未読。

なんとも不思議で奇妙な作品。
原作はどんなものか気になった。

スランプ状態の作家、清水健二(西島秀俊)が妻と過ごす休暇中に佐原(北野武)と美樹(忽那汐里)に出会い、興味のおもむくままに行動し、それがエスカレートしてゆく物語。
夢と現実が交錯する描写の西島秀俊の演技と終始奇妙な北野武の演技が素晴らしい。

忽那汐里の表情が美しくて好き。
佐原の美樹に対する異常な執着も頷ける。
ベッドで眠る姿も良いが雨に打たれて岩壁に立つシーンの後ろ姿が好き。

そして今回、一番共感できたのは、
綾(小山田サユリ)の美樹に対する嫉妬心のセリフ。


個人的に好きなのは、安定のリリーフランキー。
居酒屋店主の奇妙な雰囲気がハマってる。
どんなセリフも存在自体が意味深に思えてくる。

結局、清水の妄想だったのかな。。。
原作読んだら解るかなと感じた。
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