のnきち

だれかの木琴ののnきちのレビュー・感想・評価

だれかの木琴(2016年製作の映画)
3.8
公開時、観に行きそびれた作品。

テーマは妄想主婦のストーカー劇。

小夜子演じる常盤貴子の美しくも気味の悪い芝居は初めて観た。だんだんエスカレートしてゆく海斗へのストーカー行為を行う姿が淡々と描かれていて、不気味さが強く感じられた。

私は主婦ではないし、ストーカーの気持ちは解らないがなんとなくこの感覚は理解出来るかもと思ってしまった。
興味に対して行動を起こすことで気持ちが大きくなり、気づかないうちに行動がエスカレートしていく。

海斗演じる池松壮亮の方言が良い。
彼女に激怒するシーン、電話するシーン。
福岡出身だから、当たり前かも知れないけど、イントネーションもナチュラルで安心して観ることができた。
のnきち

のnきち