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ムーン・ウォーカーズのTSのレビュー・感想・評価

ムーン・ウォーカーズ(2015年製作の映画)
1.9
いやー、、見るのが辛かった(笑)
期待の逆に行きすぎてちょっと、、という感じでしたかね(°_°)

いわずもがなアポロ11号が1969年に月に着陸したのですが、失敗した場合の保険として、キューブリック監督に、月着陸映像を製作させた?という都市伝説を映画化したようなものです。
キューブリック監督といえば『2001年宇宙の旅』ですね!今作でも、あの有名な音楽は流れてきます。

月面着陸捏造問題を扱うまさしくブラックユーモアな映画です。ただし恐ろしく面白くない。少なくとも僕は面白くなかったです。このようなブラックフィクションをコメディで扱う映画は、やはり見ていて温度差を感じられずにはいられない(°_°)

時々酷い殺しが入るので、まるで苦手な『ドライヴ』のよう。それなのにコメディ。ついていけないw

さて、このアポロ11号は一体どこまでが本当なんでしょうね?
僕はわりかし本当に捏造なんじゃないかと思ってます。その理由を3点ほどに絞ると

・行き過ぎるほどの米ソの宇宙開発の中、ガガーリンといい、明らかに一歩先を行っていたのはソ連。その焦りから月面着陸に関しては捏造をしてまでもソ連より先に成功し、アメリカの威厳を少しでも保ちたかったのでは?と思ってしまいます。

・これ以降、特に人類が月面着陸をしたという話をあまり聞いたことがない。宇宙にはそれほど詳しくないので、おそらく調べればあるのでしょうが、月面着陸といえばこのアポロ11号が真っ先に挙げられます。このジジツにより、名目ともにアメリカは「月に人類を送った」最初の国として歴史に名を残します。やはり「最初」が肝心なのです。

・そもそもこんな映画が出てくる時点で、逆説的に捏造をほのめかしている。これはアメリカの「エリア51」の都市伝説に似ています。わざとエリア51は宇宙人の研究をしているというデマを流すことにより、世間の関心をそれに向けさせる。実は巷では宇宙人の研究などより、核兵器だの云々の研究を実際にはしているという確率の方が高いとさえ言われています。つまり開き直りです。
ブラックユーモアに大胆に映画で登場させることにより、フィクションなのだと思い込ませる。しかし、実際はフィクションの通りなんだぜ!気付くやつだけ気付け!みたいなノリです。

すみません。ここまで打ったものの、今回に関しては全く何も調べてないので、信憑性の高さとしては程遠く、ただの推測と思って頂ければ幸いです(笑)

まあその真相は闇のままにしておいて、そこのところを扱った本作は、非常によくわからない展開で進んでいったので、僕はついていくのに一苦労しました。

好きな人は好きかも。
コメディといいましたが、正直心から笑えるシーンは皆無かなと、、、

ちなみに、ハリーポッターのロン役のルパートグリントが主演です。これは意外(笑)
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