クリステンリッターがシングルマザーを演じる作品。
恋をしたい、でも子供がいる。犬の散歩代行の仕事をしながら、将来はドッグ・モール、犬のためだけのショッピングモールを作りたいと夢見ている主人公。シェアハウスをしながら、夢をかなえるために仕事も育児もこなすけど、たくさんの壁にぶつかる。
久しぶりにできた好きな男の人。彼が「子供を持つってたいへんだよな」と呟いたから、とっさに「この子はルームメイトの子なの！」とうそをついてしまう。彼女はいつ彼に伝えるか、嘘をつき通すのか悩みながら、育児をして、仕事をする。

ルームメイトのメンバーもキャラクターがとてもよく、楽しく見れた。子供の父親のなまりがすごくてびっくりしたけど、彼女が恋するイケメンくんは本当にかっこよかったな。

子供をもつって本当に大変。自分のことに全く時間をとれないし、まわりの友達のようにお酒を飲んで遊んだり、パーティーだってできなくなる。それでも幸せを見つけようと頑張る主人公の姿に元気をもらえた。

ただクリステン・リッターが見たかっただけだけど、良作だった。同居する3人の関係性も良かったしみんな魅力的だったなぁ。
監督のカット・コイロはテレビ業界含めて多方面で活躍していて、これからシー・ハルクのエピソードも監督するらしいから嬉しい発見！！

クリステンリッターが女友達ではなく主役を演じているロムコム。話はパッとしないけど、叶いそうにない夢から勇気ある撤退をするとともに、きっぱりシェアハウスを出ていくところはcoming-of-age的な感動があった。男がもうちょっと魅力的でもよかったんじゃないかとは思う。

まだiPhoneもなくて良い時代だったんだろうなーってちょっと悲しくなった。