コメディ作品だけど、私はアメリカでも日本でも起こり得る未来の予知をしているように思えた。
失うモノが無くなった人間ほど厄介な相手はいない。
マイケル・ケイン氏の引退をネットニュースで知り、慌てて彼の出演作品を洗い出したときに知った作品。
日本のなすりつけ文化とは違う、本当の自己責任社会がよく表現されている。
さらに素晴らしいのは「老いた自分の為に若者になにかさせる」のではなく、「若者(子や孫)のために自分がしたい何かのために、自分がやる」というところ。
マジカルニグロの次は、マジカルイエローなにかもしれないと思わせるいいキャラクター演出があった。
自分の言動がどんな影響を与えるのかというメッセージも込められている。