期間限定でYouTubeで見ることのできた作品です
40年ほど昔の作品で、6:22の短編アニメ
ひとりのおそらく男の子がジャンプをして、車を、森を、山を、ビルを、海を、どんどんどんどん飛び越えてついには遥か遠くの国の紛争地域にたどり着いて、その場所で遭った爆発により地獄の底まで落ちてしまう、しかし…
という、白昼夢のようでもあるし、しっかり風刺の、そして反戦の意志を感じるアニメです
BGMはなく、聞こえるのは男の子がジャンプして着地するたびに聞こえる、場所ごとの様々な音で、それは森の中の踏み折った枝だったり、巨大なタンカーの背の金属板だったり、都心のアスファルトの足音だったりする
それがいちいち凄くリアルだし、視点は一貫してジャンプをしている男の子のもので、一人称の映像なので、自分がジャンプしている浮遊感があるし、まさにこんな夢を観たことがあるかも知れないと思える あと少し画面酔いする
そのくらいの、アニメの作画と視点のリアルさに凄みのある作品でした
