傑作。まさか、クンフー映画史の記念碑のような作品だとは思わなかったぜ!!
お互いに両手を包み合う武林界独特の礼で始まる、クライマックスのドニー兄貴とワン・バオチャンの一騎打ちは、拳術・脚技・擒拿(きんな)術・武器と様々な技を用いて、文字通り死力を尽くした激闘を繰り広げる。しかも、その舞台が車やトラックが突っ走る夜の公道なのでスリリング。
香港クンフー映画を支えてきたレジェンドたちが隠れミッキー的に登場するエンディングに大感激。作り手のジャンルに対する深い愛情と理解、リスペクトを感じずにはいられない。ジャッキー・チェンの登場の仕方に笑。香港映画が好きで本当に良かったと思った。