Shiren

レディ・プレイヤー1のShirenのレビュー・感想・評価

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
5.0
・主に30代後半以上の映画・アニメ・ゲームオタクが心をがっつり掴まれるエンターテイメント映画。作品内に登場するオリジナルネタをリアルタイムで観ていた世代としてはもう本当にたまらない作品。全編オリジナル作品へのオマージュだらけだし、隠しキャラまみれ。ただし自分はほぼ全ての作品とキャラクターを知っているのでハマリまくってしまったが、作中に登場するオリジナルネタが判らない、知らない世代の人が観たらこの作品の評価は半減するかも知れない。
・作品内の仮想世界と現実世界の設定もしっかり研究されて作られているから全然違和感がないし、仮想世界と現実世界を行き来しながら攻略していくストーリー展開、そしてイースターエッグを入手するためには殺人も厭わない悪徳企業の存在等々、なにから語ってよいか暫く悩んでしまうくらいよくできた脚本。特に2番目の鍵を入手するためのステージにあのホラーの名作が使われるとは想像できなかったわ。(観ておいて良かった)いやホントこの映画すごいよ!
・映像も凄いけれど、作中で使用されている音楽のチョイスが素晴らしく、オープニングからCMで使用されているヴァンヘイレンのJUMPから始まる80年代のポップスだらけで体温が2度くらい上がったような興奮が続くのにクライマックスでのボスキャラの登場シーンで使用される音楽には思わずおおっと声を出しそうになる。そしてSE音までそのまんまだったのは只々感心する。本当にありがとうスピルバーグ。
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