・実話ベースのインドの女子レスリング(プロレスじゃない方の)スポ根映画。ちょっと昔の週刊少年マンガのようなびっくりするくらい素直な展開で先が読める作品なのに面白くて感動する。すごい不思議。
・インド映画によくある意味不明なダンスシーンがない代わりに、登場人物の心情や物語の説明を歌詞にしてBGMで流す手法は素直に感心。展開が分かり易いし飽きないしで、まるで踊りのないミュージカルのようで本当に斬新。
・少々判り辛いレスリングのポイントルールを劇中でコメディタッチで説明してくれるからレスリング初心者でも安心して鑑賞できる親切設計なのもよい。おかげで終盤の長丁場の試合シーンの迫力が倍増する仕掛け。すごいぞインド映画。
・それにしても作品自体はとてもいいのに、興行宣伝に協力した日本レスリング協会にとっては最悪のタイミングでの公開でしたね。公式サイトにある推薦文コメントがなんとも哀しすぎですわ。
