TAK44マグナム

レディ・プレイヤー1のTAK44マグナムのレビュー・感想・評価

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
5.0
そこは、いつでも「想像」を「創造」できる世界。
さぁ、準備はいいか?



★5つ?
まったく足りない!
宇宙に瞬く全ての星を足しても、まだ足りない。
ここ何十年で体験したエンターテイメントの中で、間違いなく最高レベルの超傑作!
加えて、近年最高の3D体験でした!



ウルトラマンがベムラーをスペシウム光線で倒すのを観た、あの日。

「メカゴジラの逆襲」を観に、初めて映画館へ行ったあの日。

「ワールドスタンプブック・怪獣の世界」や怪獣消しゴムを友達と競うように集めていたあの頃。

ランボルギーニ・カウンタックに憧れて、ケイブンシャの「スーパーカー大百科」を買って貰った、あの日。

初めて「ナイトライダー」を観て、喋る車に驚いた、あの日。

父親に連れられて「E.T」を観に行った、あの日。

テレビで「スターウォーズ」を観て、フォースは理力って言うんだと思った、あの日。

近所の友達が「エイリアン」を観に行って感想を聞いたら「よく分からなかった」と返された、あの日。

初めてカセットテープのパソコンゲームをレンタルして、Wラジカセでダビングして「ミステリーハウス」をプレイしたあの日。

初めて「MSXマガジン」に載っていたBASICプログラムを丸写ししてゲームが起動できた、あの感動。

ガンプラのザクを組み立てて、すぐに腕がとれて悲しくなった、あの日。

ガンプラのリアルタイプゲルググの塗装をしていたら、いつの間にか庭に(まっどな)兄のプレハブの部屋が建っていた、あの夕方。

初めてドラクエをクリアして、エンドロールで号泣したあの日。

初めて「鉄拳」を店頭で遊んでショックを受け、すぐさまプレステを買った、あの日。

日がな一日中、駄菓子屋でインベーダーやクレイジークライマーをプレイしていたあの頃。

どうしてもインベーダーゲームが家でやりたくて、一年間小遣いをためてテレビベーダーを買って、猿のように遊んでいた、あの頃。

初めて「13日の金曜日」を観て、ドラキュラや狼男とは違うホラー映画を知った、あの夜。

昼の1時から放送していた「超時空要塞マクロス」の早瀬少佐に恋して部屋の壁にポスター貼っていたあの頃。

「超電磁ロボコンバトラーV」のポピニカ超合金を三年かかって五機集めて、初めて合体させた時のあの感動。

「北斗の拳」の第1話を初めて読んだ時の脳天まで突き抜けるような、あの衝撃。

新聞の広告で、初めて「ターミネーター」という映画の存在を知った、あの瞬間。


・・・・・とても書ききれない、その全てが自分の価値観を形成してきたものばかり。
どれもが忘れられないステキな出会いだったし、血肉となって消し去る事なんて出来ない良き思い出です。

観た者それぞれが持つ、そんな素晴らしきカルチャーショックを丸ごと内包した夢のような映画、それが「レディ・プレイヤー1」。




「俺は○○○○で行く!」
痺れたね、マジで!


劇場(109シネマズ湘南・IMAX3D・字幕版)、セル・ブルーレイ3Dにて