悪とユニコン

ザ・ギフトの悪とユニコンのレビュー・感想・評価

ザ・ギフト(2015年製作の映画)
3.9
ショッピングをしていて高校生時代の旧友と偶然再会する。
それがきっかけで食事をして、そのお礼としてギフトを受け取る。度々ギフトを受け取っていくうちに、周りで奇妙なことが起き始める。新感覚異色ホラー。

パッケージが的確なため、大雑把なストーリーは想像しやすいですね。
まず″ギフトの中身は何か?″って皆さん気になると思います。仲良い人から貰ったら嬉しいですよね。でも面識があるだけであまり仲良くない方から度々ギフトを貰うと気味が悪いですね。このギフトは善意からなのか?形を変えた悪意のある嫌がらせなのか?それとも他に目的があるのか?
といった風に誰でも混乱します。
一口に怖いといっても多種多様な怖さがありますが、じんわり怖い・気味の悪い演出が超絶巧く、身に張り付くような持続的な怖さをエスカレートさせていく手法はお見事。計算し尽くされた脚本・演出で、最後のギフトに貴方は腰を抜かし心が粉々に砕けるかもしれません!
ゴード役にアカデミー賞(不気味な人部門)をあげたい。

この作品好きな人にはロビン・ウィリアムス主演の『ストーカー(2002)』をオススメします。