このレビューはネタバレを含みます
金曜の夜はホラーが見たくなる、、
物理的よりは心理的な怖さでけっこう好きだったな〜
あらすじ
サイモン（ジェイソン・ベイトマン）とロビン（レベッカ・ホール）の夫婦は、夫の実家近くの新しい家に引っ越してきた。
新居用に雑貨を購入していると、見覚えのない男（ジョエル・エドガートン）が話しかけてくる。サイモンの同級生だと言うが、なかなか思い出せない。男がゴードと名乗るとようやく思い出した。
後日サイモンたちの引っ越し作業も進んできたころ、玄関にワインの贈り物が置かれていた。ゴードからだ。住所を知っていたのは不思議だがさして気にせず過ごしていたが贈り物は次々と送られてくる、、好意を無下にするわけにもいかず食事に招待するロビンだが、そこでもサイモンを褒めるゴードに対してそんなに学生時代に快く思ってなかったサイモンは不信感を抱く。その後執拗に関わってくるゴードにもう2度と近くなと釘をさすサイモン。ストレスから抗精神薬を飲んでいることがバレたロビンと学生時代にゴードにした仕打ちを教えてくれないサイモンに亀裂が入る。モヤモヤしながらも妊娠が発覚ししばらくは平穏な暮らしをしていたロビンだが街中で偶然ゴードを見かけたことで、独自に彼を調べるロビン。すると高校時代に生徒会長だったサイモンは面白半分でゴードが性的虐待を受けていたという嘘をつき、それが原因でゴードはゲイといじめられて退学、それを信じた父親に殺されかけていたがわかった。そのことを恨んでいると確信したロビンはサイモンの机を調べ夫がゴードの身辺調査をしていたことを知る。いよいよ不信感が募ったロビンはサイモンに謝るように言う。しぶしぶながらゴードに謝罪しにいくサイモンだが受け入れられないことに逆上して暴力を振るう。このあたりからサイモンの本性が見えてくる。仕事の昇進のためにライバルを陥れて情報捏造したこともわかり怪しいストーカーに悩まされるエリートという構図のバランスが一気に崩れる。そうこうしているうちにロビンが産気づき病院へ。無事に男の子が生まれるが仕事はクビに。ロビンからも離婚をほのめかされ1人帰宅したところにまた贈り物が、
ベビーバスケットと1.2.3と数字がふられた包み。1は夫妻の自宅の裏口の鍵、2は音声データでゴードをバカにするサイモンの発言と唐突なワルキューレ。ゴードがプレゼントしたCDだ。そして3は夫妻の家を隠し撮りした動画。そこには飲み物に薬を入れられたせいで気絶する妻に近寄る猿のマスクをかぶったゴード。そこで映像が途切れるがいてもたってもいられなくなったサイモンは病院へとんぼ返り。病室にいない妻を探しまわっているところに電話が、相手はゴードだ。そこでかつて自分が言ったように高圧的ないいかたで責められる。嘘つきは相手の言葉を信じられない。自分がロビンに何もしていないと言っても信じられないだろう。と、子供の目を見れば分かると。授乳室で赤子を抱くロビンを見つめるが真相はわからずたしかめることもできない状況に頭を抱えるサイモン。それを見つめて去っていくゴード。こうして彼の復讐は終わったのだった。
感想
撮り方めっちゃ上手くてなんか意味深な目線とかゴードの映り込む自然さとか緑色のジュースとか感心してしまった。。
そしてロビンべっぴんすぎ、、
シャワーの後ろ姿美しい。夢の中でシャワー中にゴードがいるシーンは声出して驚いた、、
作中のセリフがいろいろ深くて、お前が過去を忘れても過去はおまえを忘れないとか印象的。
後半になると怪しいゴードとエリートサイモンのパワーバランスが崩れてくるんだけど、確かにサイモンのしたことは酷いんだけどその後、軍を除隊したり独身だったりするのは自分自身のことだしサイモンの言う己の無力を人のせいにするなっていうのも一理ある。ゴードは気の毒なんだけど不法侵入、鍵の無断作成、薬を盛るとか何よりサイモン本人でなくロビンを巻き込んでるのが許せないな、、
はじめて家に来たときに子供がいるか聞いた時からこの復讐を決めていたんかな、、
この復讐方法はすごい、、
でもゴードはロビンに何もしていないとは思う。
いろいろ考えさせられるなぁ
ちょっと残った疑問まとめとこ。
疑問
・ゴードと夫妻が出会ったのは偶然か
・ゴードは夫妻の家や出産時の病室をどうやって知ったのか
・夫妻を食事に招待した際に人の豪邸を使った意図はなんなのか(本当のみすぼらしい自分の姿は見せれないから？)
・犬の誘拐と鯉を殺したのは誰か(ゴードの可能性もあるしサイモンのライバルの可能性もある)
・サイモンが昇進のためにライバルの書類を偽造した情報をリークしたのはゴードか
・サイモンの会社の上司が同じ高校なのは意味があるのか
