あちゃみ

ママのあちゃみのネタバレレビュー・内容・結末

ママ(1999年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

オープニングがよかった。
冷静に見るとMAMA壁のシミ通じて移動できるし人や物に触れるしチートじゃんって感じだし、怖いけどだんだん見慣れてきて笑えてくる。何日も過ごしてるアナベルは脅かすくらいで博士は即死、叔母さんは乗っ取り、ルーカスは転落と、動機もイマイチだけどホラーのセオリー通りで楽しめる展開。
壁の絵通り妹は最初から死んでたのかな〜と思った。それか死にかけをMAMAの力で繋ぎ止めてて最後の選択であっちに行ってしまったか。雰囲気は楽しかった。




あらすじ
精神を病んで共同経営者と妻を撃ち殺した投資会社役員のジェフリーは幼い娘ビクトリアとリリーの二人を連れて勢いのまま雪道を走る途中スリップして森の奥の小屋に辿り着く。一家心中しようと拳銃を構えるも小屋にいた姿の見えない何かに襲われて彼だけ死んでしまう。
それから年月は経ち、事件も忘れ去られそうになったころ。ジェフリーの弟のルーカスはいまだにジェフリーとその子供たちを探していた。ある日、例の小屋で獣のように変わり果てた姉妹を発見。ルーカスは恋人のアナベルとともに二人を引き取り、ドレイファス博士と協力しながら彼女たちを育てていくことを決める。二人は野生児のようで意思疎通ができなかったが徐々にルーカスたちに心を開いていく。特にビクトリアは失踪時もすでにある程度の年齢だったことから言葉をしゃべり感情を持ち、スプーンやフォークを使い、ベッドで寝る。しかし、妹のリリーは失踪時に幼かったこともあり、いまだに虫を食べたりベッドの下ど寝るなど奇行を繰り返している。2人は失踪時に孤独に耐えるために「ママ」という虚像を作ったと博士は考えた。実際2人は時々いるはずのない「ママ(MAMA)」を家の中で呼んでいた。
しかし、次第にアナベルと博士は姉妹のいる家に得体のしれない何かがいることを感じ始める。そんな矢先、ルーカスが階段から転び重傷のため入院、アナベルは姉妹との3人での生活を余儀なくされる。
博士はビクトリアが語る「MAMA」があまりにも具体的であることから実在の人物ではないかと思い、近隣での女性の精神異常者を調べていた。すると湖の近くにかつて精神病院があり、そこに入院していたイーデス・ブレナンという女性がビクトリアの語る「MAMA」にぴったりと一致したのだった。彼女は一人の子供を産んだが、精神疾患が原因で子供を取り上げられた。子供は孤児院で育てられるも彼女はあきらめきれず病院を抜け出し修道女を殺害後、子供を抱きかかえて湖に逃げる。追い詰められた彼女は子供を抱きかかえたまま高い崖から湖に飛び込んだ。しかし、その時に子供だけ木の枝にひっかかり彼女だけが湖に落下し死んでしまった。
博士はその女性こそが「MAMA」の正体であり、姉妹にとりついていることを確信した。
博士は自らの仮説を確かめるために姉妹が見つかった山小屋を訪れるもそこにいたMAMAに殺されてしまう。
一方、アナベルは自らの不安を博士に相談しようと彼の研究室を訪れる。が連絡がとれないことを不審に思った彼女は博士の資料を見て、MAMAの存在を知る。すべてを理解した彼女が家に戻ると叔母のジーンが家にいた。彼女はすでにMAMAに乗っ取られており、姉妹を連れていってしまう。
アナベルは姉妹を助けるために山小屋へ向かい途中運よく病院を抜け出したルーカスと合流。MAMAはあの崖で起きたことを再現し、子供を手に入れようとしていた。そこにはリリーとビクトリアがいたがMAMAに従順なリリーと裏腹にビクトリアはMAMAと一緒にはいかないことを選択。崖から落ちたMAMAとリリーは無数の蛾となって散っていった。
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