シュルレアリストのブニュエルが生涯をかけて追求した主題に肉薄する。

無償の被写体たる人体の一部分が大写しにされるだけで実験映像になる、殆どの前衛作家はこれを実践していると言っても過言ではないのだが、石像のように彫りの深い顔面にかかる影がグロテスクに強調されることによってよりブニュエルらしさ(エクスタシーに孕む死)が際立ち、しかしこれが決定的に解明されることはない。

そもそもウォーホルの作品自体一つの答えに向かうことを念頭に置いていないのだろうが、GIF的に無限円環する男の顔面をフレーム単位で分解し、数枚を写真印刷してみるとやはりウォーホル作品とすぐに分かる。
性的サービスを受けているのか自慰行為に勤しんでいるのか、いずれにせよこの非生産的で単調な快楽の反復に貴方が腹を立てたなら、彼の目論みは見事達成されたということになるでしょう。

思考を働かせることなく作品と真正面から対峙するだけでも鮮烈なイメージで強い印象を残す、しかしそれをまた別角度から覗いてみると今度は全く異なった批判的な表情を覗かせるだまし絵の如き彼のパラレルな作家性は、こうした映像作品においても強く波打っている。

ポップアートの巨匠アンディ・ウォーホルがタイトル通り
「フ●ラされてる男性の顔を映し続ける」
前衛的なアート・ドキュメンタリー。

抜粋された部分を鑑賞しただけなので点数は控える。
表情だけでどんなことがされているのかを想像する、という
「映らないエロさ」というのはやはりいいですよね

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FC2でポップアーティスト◯◯の流出動画として購入したら、これが送られてきてブチ切れた。吸茎されている若者のイキ顔しか映っていないが、そのすべてを視姦し、欲望と芸術を同一化して撮り続けているのは監督のみで、ウォホールはV&Rプランニング系の作家。