ベイビー・ドライバーのそうのネタバレレビュー・内容・結末

劇場で観るべき系映画だろうか。もしくはイヤホンw

楽曲が観客の感情を左右すると同時に、主人公の気分を伝える。観客の感情移入を助けている気もするが、既存の楽曲で歌入りなので表現の幅は狭まる。答えが出ちゃってるというか、想像の余地を残していない。と音楽好きなら言いそう。
曲知らないし洋楽なんて聴いても意味入ってこないって人にはあまり関係ないのかも。いやむしろ曲知ってたら「まさにコレ！このシーンにはこの曲しかないわかってる！」ってなるのかな。

たぶん編集の勉強にはめちゃくちゃ良い。音と画の合わせ方とか。そういえば以前、素材が大量にあって組合せで悩みまくってたときBGMのせたらすんなり繋げたときあった。先にBGM決めてから繋ぐディレクターもいるし、曲選びは重要。

確かに音楽はこの映画の重要な要素だけど、単純に話が面白い。ヒロインが可愛い。映画で大事な部分を押さえている。

ドクを演じるケビン・スペイシーのいやらしさと、野生の勘で生きてるバッツも良かった。悪の道にグイグイ引き摺り込まれていく過程とかも上手かった。そこに恋愛が絡んで愛の逃避行みたいになって、そのまま逃げおおせて別の街で社会に溶け込んで生きるみたいなリアルさもなければ、最後まで抵抗して二人とも死ぬラストでもないのが良い。そこに人間性出るよな。いろんなもん剥ぎ取ればただの音楽好きな兄ちゃんだった。

怒られてるときまったく違うこと考えてるみたいに、今の状況でその曲聴く？！ってのが人間の脳の面白いところ。対位法みたいな明確な演出意図をもった選曲とは微妙に異なる？

車の運転上手くないしそんな好きじゃないけど、運転しながら音楽聴くのは好きだったなあ。車乗ってる時の方が断然音楽聴いてた。車と音楽は切り離せない。