きゅう

バービーのきゅうのネタバレレビュー・内容・結末

バービー(2023年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

おもしろい!上映時間長くない!
バービーを使ってこの題材、という点が新しく見える部分。

わかりやすく楽しめるエンタメ作品としてもちゃんとできているし、知らないうちに涙が止まらなくなっていた。
特にベンチのシーンがよかった。

バービーがサーシャに論破されるシーンも好きです。
アランはもっと出てきてもよかったかな。
キャスト陣もよくて、特にライアン・ゴズリングが素晴らしい。

SNSで批判されていた冒頭の2001年パロディ。
単純に私がバービーに疎いから、当時はすごいものだった!とセリフで説明されるよりわかりやすかった。
パロディ元の作品をちゃんと見ていれば、赤ちゃん人形粉砕の残虐性に含まれる意味も伝わるはず…?
作品全体通して表面的に受け取りすぎると大変かもしれない。

個人的に感じたマイナス意見

後半は説明できるすぎるかなとも思うが、しょうがないかな。
モヤモヤした点は、後半の投票云々の展開に関して。
真正面から結論に持っていくわけではなかったのは少し残念。
作品全体が現実を皮肉っているので、あの感じはしょうがないのかもしれないけど、バービー達が古典的な恋愛術みたいなものを駆使して知らない間に投票!あれでいいのか?
時間的にもしょうがなかったのかもしれないが…
あとマテル社経営陣の描写もコメディだからしょうがないけど、よく許してくれたなって感じ。
ケンも流石に単純すぎるなー、おもしろかったけど。

楽しい!面白い!かわいい!でコーティングされているのでテンションあがる。けど、それでいいのか、みたいな感じもある。

問題点をコメディだから!バービー(おもちゃ)だから!みたいに言われたらどうしようもできないよなぁと思いつつ、楽しんで見ちゃいました!

音楽も良くて、作品全体のクオリティは高いので楽しめるはず!
きゅう

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