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ハンズ・オブ・ストーンのkyokoのレビュー・感想・評価

ハンズ・オブ・ストーン(2016年製作の映画)
3.9
カリコレ3本目。

栄光、挫折、復活。ボクシング映画としてちゃんと王道のやつ。
家で観てたら確実に「うぉー✊」って拳上げてるやつ。

1964年パナマで起きた高校生による国旗事件から始まり、1973年に締結されたパナマ運河返還が約束された新条約など、パナマの歴史を背景にして、パナマ人ボクサー、ロベルト・デュランが伝説のトレーナー、レイ・アーセルとともに世界チャンピオンを目指す物語。

強い反米意識とスラム出身ゆえのハングリー精神、頭で考えるのは苦手、調子に乗ったら無敵、その性質は、良くも悪くもtheパナマ人。
そんな彼を辛抱強く見守るレイ・アーセルをデニーロが見事に演じている。

「ノー・マス事件」など興味深いエピソードも多い。
ラストはレイをはじめ、ロベルトと関わりのあった人たちとの信頼関係が感動的で泣けた。
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