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レディ・バードのtottsunのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
4.0
「レディ・バード」
当初の当初は見る予定特になかったんだけど…
周りで見た友人が何人かいて、ぜひ上京した人間に見て欲しい!とのことだったので見に行きました。
レディ・バードと名乗り、周囲にもそう呼ばせているクリスティン。高校生最後の年に看護師の母マリオンと進学先を決めるために大学見学に行くが、帰りの車中で地元のカリフォルニア州サクラメントから離れて都市部の大学に進みたいと言ったことから大げんかになる。それ以来、母と衝突を重ねる一方、親友のジュリーとも疎遠になってしまう。
進路や将来、恋や友情に迷いつつ歩き出す高校生ならではのストーリー。
作品としては「スウィート17モンスター」とかに似てるのかな。
「君の名前で僕を呼んで」のティモシー・シャラメも出ていましたね!
個人的には母マリオンが自分の母親に性格が割と似ていてこういう喧嘩を当時何度もしたので、まさに約10年前こういう感じで高校から進学のために上京してきた時のことを思い出しました。
でもレディ・バードたちと違うのは恋愛やセクシャルについては赤裸々に話せたことはないな。
ああいう話ができるのは逆に羨ましくも思えました。
日本だとまだなかなか難しいことなのかも。
結構大事なことなのにね。
大人になってしまうと忘れてしまう感情や感覚を思い出させてくれたような気がします。
当時はあんなにもがいてこの環境からいかに抜け出せるか考えて過ごしていたけど、喉元過ぎればなんちゃらで忘れるものだなと…
確かに友人の言った通り上京など親元離れたことある人にとってはより感情移入できるかと思いますが、上京したことなくてもアラサーぐらいの世代の人には若かりしあの頃をこの作品を見て思い出して欲しいですね。
私的には☆☆☆☆かな。
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