チョマサ

レディ・バードのチョマサのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
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7/27観賞

グレタ・ガーウィグの初監督作ということで観に行った。
娘と母親の物語を軸に、学校のイベントや友達との関係を描いている。3年生になってから進学するまでの一年間を94分に詰め込んでいるから、場面がコロコロ切り替わる。観はじめたときは早いなーと思った。慣れるとアルバムをパラパラめくって昔を振り返る感じが出ておもしろい。ラストのNYの教会に入って泣くところに今までの学校生活が繋がっていくのが効果的で、うまいことまとめていて、いい映画だった。

映画も演劇部や同級生の人物造形が細かいし楽しめるのだけど、パンフレットの監督インタビューのほうが興味深くておもしろかった。映画を作るのに時代と舞台の土地性も反映させようと細かく考えているのと、製作スタッフとの話に、ここまで考えてるとは思わなかったから驚いてパンフの話のほうが印象に残ってる。いっしょに収録されてる座談会でも、映画の細部で盛り上がってるのを読むと、観てる時にこういうことに気づける知識と頭の回転がほしいなーと羨ましかった。
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