このレビューはネタバレを含みます
さらっと色んな問題に触れていて良い。
特に母と娘の関係は、友達みたいに仲のいい親子もいるけど、なかなか反りが合わない親子もいる。
でも少なからず愛情があることは確かで、その愛情がお互い見え隠れするから嫌いになりきれない。
お母さんには認めてほしいし、娘には幸せになってほしい。
そんな気持ちがすごく伝わってきた。
主人公が最後レディー・バードから抜け出してクリスティンと名乗り、自己を受けいれた描写は良かった。
全体的に思春期特有の痛さとダサさが満載で懐かしくなる。
痛すぎて見ててきついところも多いけど、自分も通った道だと思えば、なんとなく可愛らしく思える。
愛情と注意を払うことは同じだって、すごく素敵な言葉。