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花束みたいな恋をしたのmikiのネタバレレビュー・内容・結末

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

人間関係を築く上で趣味が合うことは分かりやすくて目が向きがちな要素だけど、そればかりに目を向けて重要な価値観に目を向けないとこうなるという映画
趣味が合うなんてどうでもいいんだ、、最初の方の話の種にはなるけど、関係を持続させようと思った時に道具として使えなければあまり役に立たない気がする

麦と絹では家庭環境に差がありすぎて、東京で自力で生活するという事実の重みが違う気がした
絹は最悪実家が都内にあるからそこまで真剣に将来を考えられないけど、麦は東京での生活失敗=地元に帰るだから、いざ働くとなった時の本気度が違うのも仕方ないのかも
個人的には麦の価値観に同意なんだけど、麦は麦でアクセルとブレーキの加減を知らないから
フリーターの時はブレーキ全開、社会人になったらアクセル全開で、確かに一緒に暮らすのは難しいかもと思った
人生の勝者みたいな本を本屋で見てたシーン、終わった…と思った
もっといい具合でアクセルブレーキコントロールできればいいのに
絹は絹でどこか地に足がついてなくてふわふわしてる感じ
この人と一緒に暮らすのも結構厳しいよ

大事な価値観の部分で特に、お互いの嫌なことを最初に擦り合わせて、アップデートされたら更新することを怠ってはいけないという教訓を得た
好きなことはオプションに過ぎないので…


2024年10本目
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