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ヤマトよ永遠にのbluetokyoのレビュー・感想・評価

ヤマトよ永遠に(1980年製作の映画)
2.8
スケール感がめちゃくちゃだな。前回よりも絵がまともにはなったけど。ただ、感動させよう感動させようという作為的なストーリー展開が無理やりな感じで、見ていて引いてしまう。まあ、当時としては仕方がなかったのかなとは思う。そもそも黒色銀河にいるヤマトと地球にいる森雪がどうやって通信できているんだろう。ワープができるくらいだから、なんらかのテクノロジーで通信も可能ということか。黒色銀河からリモコンで地球に仕掛けた爆弾を爆発させるということでもあるし。この爆弾というのが、人類の脳だけ破壊するというえぐい爆弾だったりする。放射線治療というのがあるくらいだから、あり得なくはないのかも。

簡単にあらすじ。
いきなり、黒色艦隊が押し寄せてきて、なすすべもなく、地球は制圧されてしまう。ということで、古代進をはじめ、ヤマトOBたちは集結。ヤマトを目指す。ヤマトは小惑星イカルスに隠してあったりする。

さあ、地球にとって返し、黒色艦隊を攻撃しようとしたら、地球から通信。例の人類の脳だけ破壊する爆弾を仕掛けられてしまった、ということだ。黒色艦隊は、さっさと爆弾を爆発させればいいだろうと思うが、ヤマトの波動砲が怖いので、ようは人類を人質にとったということらしい。

ということで、ヤマトは、黒色銀河へ。行ってみると、なんと地球と瓜二つの惑星があったりする。瓜二つどころか同じである。しかも、誰もいない。ワープしているうちに、地球に戻ってしまった、と思ってしまう感じである。そんなうっかりなわけはないのだが。

いちおうその惑星に降り立ってみると、黒色艦隊総統のスカルダートがいて、やっぱり、この惑星は地球だと言ったりする。いまで言えば、3Dプリンターみたいなのがあって、瓜二つに作れるということか。
なんで、こんな手の込んだことをするのかと言えば、やはり、波動砲が怖いのである。

結局、途中でバレて、ヤマトの波動砲をくらって、惑星は吹っ飛ぶが、中から、機械化惑星が出てくる。とりあえず、機械化惑星は、波動砲に対する防衛力はあるらしい。だが、内部を波動砲で吹っ飛ばされて一巻の終わりである。

サーシャが一人で機械化惑星に潜入していて、内部への巨大な扉を開けたりする。そこへ、そんなことしちゃ、ダメだろ、と言いながら、総統、スカルダート自ら光線銃を手にしてやってくる。一人しかいねえのかよ、である。
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