このレビューはネタバレを含みます
自宅(CS放送)にて鑑賞。日本劇場未公開作。ビーチを舞台にした正体不明の怪物が砂浜内に居るソリッドシチュエーションもの。設定や描写等、一部『トレマーズ('89)』を彷彿させるが、音に反応する“トレマーズ”に対し、この(ラストに登場する全身像はクラゲっぽい)怪物は獲物の何に惹き寄せられるのよく判らない。二時間程で満潮になると云うのは蔑ろで特に言及も無かった。寝取った、愛だと云う展開が諄くテンポを殺してしまい、テンションが続かない。他にも全篇に亘り、間延びした感は否めず、もっと面白く出来た筈。45/100点。
・撮影は僅か12日で終えたらしいが、よく観ると、日光の射し方等、ライティングに違和感を憶えるカット割りが存在し、同じシーケンス内にも関わらず別の日に撮影したと思われる流れが数箇所在った。
・シンプルなストーリー故、見せ方にもっと工夫が欲しかったし、ゴア描写も至ってマイルドで、全てに亘って中途半端で消化不良な印象。ただ逆に怖いのが苦手な人には、物足りなさが残る本作みたいなの方がお薦めし易いかもしれない。
・2016年7月18日
