女性保安官オーブリーは、「空き家から異臭がする」と通報を受け、現場へ急行した。
そこには変わり果てたジョーダン保安官と不倫相手の遺体があった。
残されたビデオカメラには、サンタクロースの恰好をした殺人鬼の姿が映っていた。
全米で上映禁止が続出した80年代の伝説的カルト・スラッシャー『悪魔のサンタクロース/惨殺の斧』リメイク版。
ヒロイン役はジェイミー・キング。
ジェイミー・キングは『血のバレンタイン』のリメイク版、『ブラッディ・バレンタイン3D』でもヒロイン役を演じていましたね。
普通に面白い作品だと思ったけど、R18にするほどかな?
ところどころ映し出される悪魔サンタの怖い顔の演出はなかなかのもの。
とにかくテンポが良く、ブラックユーモアに富んだ作風になっており、ゴアシーンもなかなか工夫されています。
オリジナルを超えるグロ・ゴア・スプラッター映画で、犠牲者数が大幅に増えています。
粉砕機ガガガガガガガー!ブッシャー(血飛沫)。
凄惨な犯行手口は、この手のマニアに受ける事は必至でパワーとテンポが良い演出です。
一般人から警察官まですごい勢いで殺されていくので、スラッシャー映画好きには大満足な内容になっています。
ミステリー的な要素も加わり、更に父のDNAを引き継ぎ警察官となったヒロインの人生も加味され、ホラーながら結構たのしめました。
また、オリジナルへのオマージュがたくさん挿入されているため、オリジナルを観た人には嬉しい限り。
ただ突っ込みどころ満載です。
田舎町で短時間に6人も惨殺されたというのに、「俺の町は俺が守る」とトンデモな理屈で保安官が救援を呼びません。
殺人鬼が野放しで町の人殺されまくり。
この映画はサイレント・ナイトというだけあって、やはりクリスマスに観るのがいいのでしょう。
クリスマスシーズンや冬に鑑賞すれば、気分が盛り上がる作品だと思います。
誰か一緒に観てください(笑)