2008年オーストリアで娘が、父に24年間も監禁されて性的虐待を受け続け、7人の子供を出産していたという恐ろしい事件から着想を得て作られています。
誘拐されて連れてこられた小さな部屋で、
犯人に7年間監禁されたあげく妊娠し、その子供を育ててきた母親。
子供が5歳になった誕生日に、外の世界を知らない子供と共に脱出を試みます。
しかし、子供を連れて帰ってきた娘に待ち受けていた厳しい現実に、精神的に追い詰められていく苦悩を描いた作品です。
トロント国際映画祭で最も権威のある最高賞が観客賞を受賞するとともに、アカデミー主演女優賞を獲得!
実際に日本でも最近同じような事件があったばかりで、やるせない複雑な気持ちで映画を後にしました。