てるたん

ボブという名の猫 幸せのハイタッチのてるたんのレビュー・感想・評価

3.5
両親が離婚、ジャンキーになって父親から出て行けと言われてからホームレス生活。薬物中毒から更生中のストリートミュージシャンが猫と出会って人生が変わっていく実話。
アメリカン・ドリーム的な映画かな?と思って観てました。が、麻薬中毒者の孤独で抜け出せないトンネルみたいな闇。そして周りの家族も心に闇を抱えてしまう。ソフトな感じで描かれていましたが現実はもっと悲惨なんだろうな。
セカンドチャンスは平等に訪れるというけど、掴めない人もいる。主人公の優しさ、過去と向き合う勇気、堕ちた闇から這い上がりたいという強い意志。孤独だった主人公が「恨んでない。」と父親に謝るシーン。普通なかなか言えないと思う。そんな優しい心を猫は好きになって主人公を見守っていたんだろうな。
主人公は掛け替えのない相手ボブ(猫)と出会えた事がセカンドチャンスを掴めたって事で観ていて幸せな気分になれる映画でした☆
てるたん

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