やわらか

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男のやわらかのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

いやー、面白かった。

このトランボさん、脚本家として「スパルタカス」だの「ローマの休日」だの、すごい経歴を持っているので、もっと手堅い物語にまとめることもできたと思います。けど、本人のエゴとか矛盾も描いて、厚みのあるドラマになっています。

劇中劇がたくさんあって、メタなシーンが多いのも僕の好みに合ってました。カーク・ダグラス(存命中!)ほか実在の俳優、映画関係者が出てきたり、合間合間に当時の映像を挟んだりして、フィクションとの境目を曖昧にする演出も面白かったです。
 
重いテーマなのに、もろもろの要素で2時間たっぷり楽しめる、さすが映画大国アメリカ、やるなーって感じの名作でした。
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