トム・グリーン監督、ジョニー・ハリス、サム・キーリー等の共演によるSFアクションで、ギャレス・エドワーズ監督の『モンスターズ／地球外生命体』の続編。
前作から16年後、地球外生命体が全世界に勢力を増やす中、武装勢力と米軍との戦闘を描く。
前作からの繋がりは時系列のみであり、作風を始め殆ど別物となっているため、前作を知らずとも全く問題ない。
そして、モンスターズと名乗りながら、モンスターはメインではなく、モンスターが跋扈する世界での人間同士の戦いを描くという、なかなかのぶっ飛び振りを見せるが、その映像のクオリティが高く、一概に否定できない仕上がり。
ただ、いかんせん殆どのシーンが中東での戦闘シーンで、あまり変化がないので、正直尺が長いなと思った次第。
モンスターが存在することによる、そこはかとない不安感、絶望感はわかるものの、それが何を意味しているのかが今ひとつ理解できなかった一作。
モンスターなんか怖くない。
