haruna

パーティで女の子に話しかけるにはのharunaのレビュー・感想・評価

3.9
タイトルの印象は青春ムービー。
実際は思いっきりSF。
パンク×SF×青春ラブストーリー。
この組み合わせが異色なはずなのに、まとまっている。
そこに色々とぶっ飛んでる「カルト集団」たちが更に異色感を増していて、最初から最後まで奇妙で謎で、普通ならもやもやするはずなのに気にならなくなるのは
エンとザンの想い合う姿や絆が美しくて
愛をテーマにしている映画だからだと受け取った。
どのジャンルですらなく、固定概念をパンクしている。

パンクの意味が哲学的に考えさせられたし
謎すぎるコロニーは多分ヨガのチャクラと同じで、エンのコロニーは愛のコロニー。

ラストに胸が温まった。
ウイルスボーイに感染されて、パンクしたザン。
ザンを想ってパンクしたエン。

1000回会ってる、とか
昔の記憶があるとか謎も残るけど
そんなことすらどうでもよくなるくらい
運命的な2人のラブストーリーが美しかった!
エンディングのザンの気持ちを歌っている曲も切なくて辛かった。
エンディングの曲の次に流れたパンクが、みんなでパンクしている曲だと信じたい。

パンクとは何か。もう少し考えたいのでもう一度観たい。
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