今作も原作は漫画。次の「ジョジョの奇妙な冒険」も漫画原作のようだし。三池監督、原作漫画多いなあ。漫画みたいなのも多いし。本作も時代劇とは思えぬ独特の世界観は垣間見られたが、過去作にはあった「なんじゃこりゃ」みたいなものは、ほとんど観られ無くて。
逸刀流の剣客が、個性的でいい。中でも、市川海老蔵演じる閑馬永空。万次と同じ能力を持つが、その刹那的な風情、口調がもの悲しい。
それと、色気満天なのが、戸田恵梨香演じる乙橘槇絵。紫色の着物のスリットからの美脚(以外と太い)がいい。セリフで、万次が斬った剣客が13人ってのも、笑える。
浅野凛を演じる杉咲花。叫ぶ、わめくって、演技が多すぎ。でも、赤い着物やワッカ付きのお下げ髪が可愛らしい。必殺技の短刀投げも、様になっている。
万次役の木村拓哉は、木村拓哉アイデンティティーでの演技。無理して役作りしちゃうと、らしさがなくなっちゃうから、これが正解かも。
あと、謎の老婆役の山本陽子の怪演が嬉しい。ほっぺたにバカボンと似たようなマーク。意味があるのか？
ところで本作、カンヌへ特別招待とのこと。ウケるのか？どうだろう？
