やし

あやしい彼女のやしのレビュー・感想・評価

あやしい彼女(2016年製作の映画)
2.7
韓国の同名映画を邦画リメイク。
本場とどっち観ようか悩んだけど、オススメされたのはコッチ。
ちょうど多部未華子主演の『LIAR GAME-再生』観たばっかだったし。
ここにも要潤いたわ。


倍賞美津子 → 多部未華子

おばあちゃん時代は頑固で毒々しく、「昔はね〜、私はね〜」の苦々しい感じ。

若返り後はルックスに反して「バカ言ってんじゃないよ」「おてんとうさまが見てるよ」とおばあちゃん言葉な多部ちゃんの殺傷力が高い。

歌の才能の前フリはなかったような気がするし、特別歌が上手い気はしなかったけどなぁ〜。
『悲しくてやりきれない』は演出の効果もあってうるっときたけど💧


個人的に印象的なシーンが一つあった。
幼子を抱えた親が上の子を叩く場面にヒロインが遭遇したシーン。

毒舌なヒロインがその親をどんな言葉で叱るのかと思いきや、
上の子に「急にお兄ちゃんになっちゃって。お兄ちゃんも大変だよな〜」
「お母さんも赤ちゃん生まれて夜も寝かせてくれないだろ〜そりゃイライラもするさ〜」
「お兄ちゃんもぼくも頑張ってる!」

これは子育ての楽しさもしんどさも知っているからこそかけられる言葉。


「親からすると子供はもちろん可愛い。
だけどそんな可愛い子供を可愛がれない親もいる。環境のせいなどで。
親が子供を可愛がれるのは当たり前じゃない。
子供を可愛がれる親は幸せだ。
だから子供を連れた親には"可愛い子供だね"と言うようにしている」

そんな母の言葉を思い出した。


この映画は"親子"、"子育て"をテーマとして観ると面白い。
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