図師雪鷹

メッセージの図師雪鷹のレビュー・感想・評価

メッセージ(2016年製作の映画)
4.7
未知との遭遇、コンタクトに続く宇宙人初コネクションの傑作だった。


主人公バンクス(女)は言語学者で、少し虚ろな目には、いつも幼い娘の面影が映る。思い出の中で娘は成長したが、病気になって若くして死んでしまうのだ。バンクスは空虚な日々を送っていた。例え、地球の12か所に突如謎の物体が舞い降りたとしても。


数日後、アメリカ軍の大佐が彼女を訪ね、その謎の物体の中にいる知的生命体とのコミュニケーションを取ってほしいと言われる。物理学者のイアンらと共に謎の物体の中に入っていくバンクス。そこには細長い手の形をした不気味な生き物が。果たしてコミュニケーションは取れるのか?そして、彼らは何のためにやってきたのか?


SF映画にはビジュアルを特徴的なものにするのは常識だが、この映画は、謎の物体、その中、宇宙人、宇宙人のコミュニケーション方法、どれをとっても奇妙で楽しい。特に、アメリカ人と宇宙人が頑張って会話をするところはとても面白かった。だってあんなコミュニケーション方法初めて見たから笑

あと、この映画は、宇宙人とおしゃべりするだけでなく、ヒューマンドラマも含まれています。しかも、どんでん返しもありです。とてもびっくりさせられるでしょう。まさかあんな風に騙されるとはね…構成が見事です。
図師雪鷹

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