ある日、世界各地に未確認飛行物体が突如出現。
言語学者の第一人者ルイーズは軍の依頼のもと異星人との対話を試みるーーー
SF映画というジャンルの中でもこの類の有名な映画といえば、やはりロバート・ゼメキス、ジョディ・フォスターの『コンタクト』。
最近では『インターステラー』や『パッセンジャー』(未鑑賞)とかかな。
SWやアメコミみたいなCG全開の異世界アクションのSFもいいけど、こういう静かなSFも好きだな〜。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は『複製された男』など、構成と雰囲気作りが抜群に上手い。
序盤からエンディングが気になってしようがなくなってしまう。
(もちろんストーリーがつまらないという訳ではないではなくてね)
決して多くを語らず、観客に委ねる。
もう一度観たくなる系を作る。
今作も2回目は伏線探しを楽しむ。
点と点が一つの線になったり、同じシーンなのに意味が変わってきたりと2度美味しい。
『ボーダーライン』でビビらせてくれたヨハン・ヨハンソンの音楽は、今回も不穏で唆る。
(もっと彼の音楽が聞きたかった)
ルイーズが異星人との対話で得る"力"、そしてその決断、【メッセージ】とはーーー