MARUKO

リメンバー・ミーのMARUKOのレビュー・感想・評価

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)
5.0
愛する“ピクサー”映画
まさかこんなにも自然に泣かされるとは
やっぱり自分はピクサーマジックの虜

死者先祖に対する想い。
自分もおばあちゃんに散々聞かされてる。日本人にとって結構当たり前の感覚だからか、ここに何を書こうとしても当たり前のことになってしまう。
でも、だからこそそれがどれほど大切な想いで、どれほど尊い想いか。

人が何かを記憶するとき、何かを伝えようとするとき、大切なものは以外は欠けていく。
欠けて伝わった物がまた欠けて伝わり、いつかほんの小さなかけらになる。大切なものだけが残ってかけらになる。かけらは大切にすれば手の中にあるけど、ふとするとこぼれ落ちる。
そのかけらはその人にとってはあの人の眼鏡の形、顔の形。ある人にとっては後ろ姿、歩き方。そしてある人にとっては歌。

今おばあちゃんが懸命に伝えようとしてくれてることは、自分には正直右から左「はいはい、またその話ね」
でも、おばあちゃんにとっては大事なかけらかもしれない。だったらもっと大事に手のひらにのせないとな。

って勝手に思って泣けた
MARUKO

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