なんて愛おしい作品なんだろう。
主人公ミゲルが死者の国に行って、自分のご先祖と会う。このシンプルで展開も読めてしまうような簡単なプロットにどうしても心を動かされてしまう。ご先祖様から紡がれてきた家族の営み、暖かさを感じて胸が一杯になった。
この作品のもう一つの見所は他の作品に類を見ない色遣いにある。オレンジ色に光り輝くマリーゴールドをはじめ、妖精のアレブリへ、死者の世界の街の灯りなどなど、とても彩り豊かで美しい。色鮮やかな世界観だけで酔える作品になっている。
ピクサーは名作が多いけれどその中でも好きな作品になった。ぜひ見て欲しい。