シオ

ぼくのエリ 200歳の少女のシオのネタバレレビュー・内容・結末

ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ボーダーの監督さんの作品ということで観ました。
なんだろうなぁ、ちょっと日本語ちゃんと勉強し直したいなぁ。感想を述べたいのに言葉にできない…。儚い?尊い?切ない?
エリと一緒に町へ来た男性とエリとの出会いやらはなかったけど、エリとオスカーのストーリー見てるとなんとなくオスカーもこの男性のようになってしまうのかな…とか考えて泣けてきた。
絶対この先試練が多々あると思うけど2人一緒だったら乗り越えていけるのかなぁ。幸せになってほしいな…。エリが生きていくためなら何億といる人間のうち何人かが食用にされてしまうのは致し方ないのかな、とか思ってしまう。悲しいけど生きていくためには血を啜るしかないもの。生き方や食べ物が違うだけで悪だというなら肉を食い散らかす私の方が何億倍も悪だ。エリは好き好んで襲ってないし、理性失うほど空腹なだけなんだよ。劇中の最後あたりにエリの食用となった人も襲わないとエリがやられてたわけだし…唯一食用以外の理由で人を襲ったのはオスカーを助けるためだし、なんなら1人生き残りいるし、あとの2人も実は生きてるのかな?いじめっこ兄は首もがれてたから絶命してるけど。
エリがオスカーを仲間にしないのは自分のためなのかな?それともオスカーのため?私は後者であってほしいけど…
一緒に来た男性のこと、エリはすごく大切な人だからあの最期にしたんだろうし、男性が顔に傷つける時も、使わないでって言ってたし。きっとオスカーのためだろうな。エリに悪のオーラを全く感じないもの。いい子だよ。人間じゃないだけで人間よりよっぽど心のある優しい子だよ。
血が苦手な人はもちろん観ない方が良いと思うけど、私は観てよかった。顔面が血で汚れてるエリを美しいとまで思えるからね。瞳が綺麗だよ。
シオ

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