アヤネ

キングコング:髑髏島の巨神のアヤネのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

2024年70本目。
ぜんぜんMARVELじゃないのにメンツ的にアベンジャーズ感がすごい。「ロキ」のケイシーも出てるし、コングなんてほとんどソーだしな。
何というか良くも悪くも古き良き怪獣映画って感じかな。コングとメイソンが心通わせるシーンなんかは特に。“モンスター”が心を通わせるのは若く美しい女性ってのは時代が変わっても鉄板なもんなのか。あそこで心通わせるのがコンラッドとかだったらちょっと「おっ!」ってなったのにな。なんか、あーいつものやつですね、みたいになっちゃった。
持ったままラストバトル突入したのは「いや絶対潰してるだろー!?」って面白くなっちゃったけど。しかし勝負の付け方いきなりグロかったね。ズロロロォって気持ちいいくらいに出てたね。
面白いと言えば盛り上がりシーンでのマーロウの「フメイヨヨリシ…」は笑っちゃった。いやきっと日本語圏以外ではかっこいいシーンに仕上がってると思うんだけど。しかしMIYAVIキャスティングしたり日本語使ったりするなら軍刀に刻むのも日本語にして欲しかったわ…惜しい…。まぁそんなこと言い出したらあんな形の軍刀そもそもないだろうし、トムヒの軍刀+ガスマスク無双はかっこよかったから、うん、良しとする。
トムヒ目当てで見たけどそこを楽しめるほどでもなく、強いて言うなら鍛えたっぽい胸筋をぼんやり見るのが楽しみなくらいだったのだけど、それよりもどっちかっつーとサミュエル・L・ジャクソンのイカレっぷりの方が見どころだったかな。目付きがやばかった、さすが。終わり方の呆気なさとかもさすが。なにがさすがなのかわかんないけど。コンラッドが島の生物たちを刺激しないように立ち回るのに対して、パッカードは容赦なく攻撃するから「これあとあと効いてくんだろな」って思ったら案の定だった。まぁ彼の言いたいことはわからんでもないのだけど、「敵討ち」を盾にとった自己正当化の不気味さはとても人間らしく愚かでもあり、そういう意味でもパッカードにはじんわりイヤーな気持ちにされたな。
あとチャップマン見て「ESCAPE ARTIST」のサイコパス!!って嬉しくなっててトビー・ケベルのキャリア見たら「ロックンローラ」のジョニー・クイドでヒイイってなった…そうだ…言われてみればものすごくそうだ……私あなたを昔から知ってたのね……。それはそうとチャップマンはいいやつだったのに残念…「ディア・ビリー」が隊の中で合言葉的に多用される演出は好きだったな。
にしてもポストクレジットなにー!これもシリーズものなの?いやだもう見ないからな!!!トムヒが出たら考えるけど!!!
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