misty

キングコング:髑髏島の巨神のmistyのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

人間は引っ込んでろ感がすごい全部趣味で作りました!!的な映画だった。筋はない。地獄の黙示録たしかにフィーチャーされてるけどめちゃくちゃただの踏み台だった。すべてはあのゴリラと使徒のための2時間だった…燃えたわ…祭りだった…

地獄の黙示録はまあ踏み台なんだけど、かつてクルツを追って闇の奥にやってきた「マーロウ」が現地人を引き連れて生き残ってたのとか、そこに依頼を受けてやって来る最強の傭兵(トムヒ)が「コンラッド」なのとか、なんかウフッとしちゃう。地獄の黙示録というよりは原作の闇の奥の方に寄せてたのでは。

そして武装とかマラリア対策とかガン無視の超軽装トムヒの最強なかっこよさ…俺たちのトムヒ…何でもそうなんだけど物を空中でキャッチしてその流れのまま攻撃に移るっていうあの動作はなんであんなにかっこいいのかね…?!?!

レジェンダリーフィルムといえば2014ゴジラもここから出てるわけだけど、監督の愛みたいなものをこんな感じに叩きつけられるような なんというか 熱い。「好きです!!!!日本の特撮大好きなんです!!!!」「わかりました大丈夫です伝わってます落ち着いて!!!!」みたいな。

しかし第二次大戦中に雅くんみたいなロックな日本兵はおらんだろう…そして「イカリ」って完全にエヴァンゲリオン マーロウとコンラッドがイカリくんの残した日本刀をこれでもかとかっこよく振り回すの、いいねえー趣味が爆発してるねえー同人活動みたい たいへんよろしい。

マアなんといってもトムヒが最強にかっこいいんですけどね 人間は全然お呼びじゃなかったけどトムヒはね、やばかった 最高だった 退役軍人だけど帰国せず何か捨てきれないものを抱えていたところを金で雇われる最強スペック野郎という完全にアニメみたいな人なんですけど!!!
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