シネマJACKすぎうら

ヘリオス 赤い諜報戦のシネマJACKすぎうらのレビュー・感想・評価

ヘリオス 赤い諜報戦(2015年製作の映画)
3.8
中国制作のサスペンス・アクション大作。首都圏ではミニシアターでの公開だったが、(特に)アクション・シーンはハリウッド並のクオリティで、大いに見応えありの一本。

ストーリー的には、国際犯罪組織”ヘリオス”に奪われた、韓国の超小型核兵器をめぐる争奪戦。面白いのは、兵器を奪還せんとする主人公グループの事情が混みいってること。 盗まれた”ブツ”の裏取引が香港で行われるとの情報により、香港警察や中国公安まで登場。韓国諜報部と三つ巴となって犯罪組織を追う展開へ。
ところが、三つの組織それぞれの”政治的な事情”も相まって、次第にお互いが協力し合ってるのか、脚を引っ張り合ってるのか、ワケが分からなくなるほど状況は混沌としていく。。

明らかに”続編ありき”の流れを示すラストシーン。その舞台は、なんと日本なのだ。