とし

リザとキツネと恋する死者たちのとしのレビュー・感想・評価

4.0
ハンガリー産の、ホラーコメディ映画です。

1970年代のブダペスト。元日本大使未亡人の家で住み込みの看護人として働くリザは、誰も親しい人が居ない。リザの心を癒すのは、日本の恋愛小説と彼女にしか見えない日本人歌手トミー谷の幽霊だけだ。トミー谷は決して話をしてはくれなかったが、彼の歌を聴くとリザは元気になるのだった。そんなある日、30歳の誕生日を迎えたリザは、未亡人に2時間の外出許可を貰う。愛読書である恋愛小説のような出逢いを期待して外出したリザだったが、現実はそう甘く無かった。しかも、外出中に未亡人が殺されてしまった!それから、リザが出逢った男が連続で不幸な死を遂げるようになり、リザは昔読んだキツネの伝説のように、出逢った者を不幸にする呪いがかかったと思い込むが…という内容です。

全然、前知識無しで観たのですが…思ってたより面白かったです。てっきり、トミーの霊と禁断の恋に…みたいな話かと思ってたんですよねぇ。トミーの事も、トニーだと思ってて…「トニー谷って、そんなにハンガリーで知名度高かったんだ」とか勘違いしてましたもん(笑)。

トミー谷の歌が、凄く印象的。昔の日本の歌謡曲をアレンジした感じ…なのですが、作詞・作曲ともにハンガリー産のオリジナルみたいですねー。サントラ、欲しくなっちゃいました!

所々、日本語の会話がありまして。その部分には、字幕がありません。…でも、皆滑舌悪いというか、日本語がたどたどしいというか…。何を言ってるか、分かりにくいんだよなぁ。全部、字幕付けておいて欲しかった…。

しかし、リザの相手って、ロクな奴が居ないよ?!彼女程の容姿なら、幾らでも相手が見つかりそうなもんですが…。もうちょっと、ハードル上げてもセーフだと思うよ、リザ!

エロいシーンとグロいシーンが少なからずあるので、家族で観るのはオススメ出来ません!…最近、こういう映画多いよなぁ…。

…で、結局トミー谷の正体って、何だったの?◯◯(一応、伏せておきます)?◯◯が、トミー谷の姿を使っているだけ?それとも、トミー谷が死んで、◯◯に生まれ変わったの?もしかして、元々◯◯で、人間のフリをして芸能活動やってた?謎です〜!!
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