SFサスペンスであるのだけど、主人公とそれぞれ一対一の非常に秀逸な人間模様を描いている。
特にユージーンとの関係性は、対極にあるもの通しの苦悩を交えて描かれていて美しいラストであった。
またユマ・サーマンや検尿担当官とのやりとりでは、人間の本質に触れ、この物語の世界の倫理を超越することで感動をもたらしている
唯一気になったのは、弟との宿命性みたいなものが薄くて、あの決着の付け方はあまり釈然としなかった。
話は飛ぶけど
初めてユマ・サーマンが訪ねてきたシーンで
「友人のユージーンだ」って言わないかな。ってちょっと考えた