静寂といえる程の空気感が
終始一貫しているのに
こんなにも五感に訴えてくる
そんな作品はそうは無い！
イーサンはやっぱり
コンプレックスや悲壮感を
抱えているような役柄が
誰よりもハマる気がする。
神の子と適正者で
社会的な地位が仕分けられるという設定は
大なり小なり現世での
学歴社会とさして変わらない
仕分けられたら後は
どう自身の力で這い上がるかてのも同じ事だなって思って観るとやたらと切ない。
能力があっても
チャンスは与えられない
いずこの時代も
これは脚本もさることながら
キャスティングが素晴らしい
冷たそうな体温を醸し出す
U・サーマンといい、
エリートをもて余し堕落するJ・ロウといい程がいいにも程がある！
登場人物全てが
完全でありたいのに
不完全を背負っているのが
このストーリーの魅力かも。
心臓病をもつ才女。
メダルをもつ車椅子の男。
兄より優秀であるはずの弟。
そしてあのドクター。
ドクターはラストでと
ても良い仕事をします！
チャンスをとりにいったり
掴んだチャンスを持ち続けるには、周りに心優しい人々
必要なのだ。
イーサン演じる主人公が
身元を隠す為に色々と
巻き込まれていくスリリングな展開も秀逸。
久々の大感動でありました‼️
