このレビューはネタバレを含みます
・やはり最初に触れておきたいのがハリー・ハートの復活。まじで涙が止まらんかった。前作で壮絶な退場を遂げたハリーが再びエグジーの前に現れて、その後記憶を取り戻した瞬間はめっちゃ泣いた。そして相変わらずの頭脳明晰さと冷静さでエグジーを導く姿も最高。師匠であり父親のような存在であるハリーがエグジーと再びタッグを組む展開は、ファンにとってたまらない瞬間だった。
・今作でも魅力的なスパイガジェットが多数登場する。スーツケース型マシンガンや電気ムチなど、キングスマンならではのスタイリッシュでユニークなガジェットの数々が男心をくすぐってくる。
・グロテスクな内容をコミカルに描くのがこのシリーズの妙技。人間をひき肉ミキサーにかけるなんて本来相当グロいはずなんだけど、この映画は身構える必要もなく、思わず笑ってしまうような演出になっている。
・アクションシーンは、様々なアクション映画の中でも群を抜いて素晴らしい。中でも、エグジー&ハリーvsウィスキーの最終決戦は名バトル。ウィスキーが繰り出す縄攻撃をエグジーが縄の輪をジャンプして華麗にすり抜けるシーンとか息を飲むほどカッコ良かった。
・そして忘れられないのが、カントリーロードを歌いながら自ら犠牲になる決断をしたマーリンだ。その歌声と笑顔が切なすぎてボロ泣き。マーリンはキングスマンの誇り。