面白いけど続編のための続編という感じは否めず。
何より実は生きてましたーはやっぱり冷めるし、長い上映時間の大半は活躍しないし覚醒タイミングもよくわからない。
それでいて他の人の死は感動演出する感じはあんま好きになれないし、最低限1作目をどっちらけにするようなことはして欲しくなかった。
というかこんなやり方だったら今回感動的に死んでいった人達も次作で実は生きてましたーってできるよなって考えてしまう。
話も結構微妙なとこ多くて、トランプや麻薬戦争問題の話は面白くなりそうなのに決着のつけ方にも納得できん。
この手の映画は主人公側が盛大に勝つとその思想まで全肯定されてしまう勢いあるから、あれで何かが解決したみたいな終わり方はぶっちゃけどうなんと思った。
敵側も結局何がしたかったのかよくわからんし、みんな助かる展開もあっさりすぎて世で起こってる問題があの程度のことだと思ってるならなんで踏み込んだのか謎。
アクションシーンはさすがにクウォリティ高いけど、長いせいでアクションとアクションのつなぎめはダラダラとセリフの応酬でテンポ悪い。気の利いた言い回しも減ってるしなんでこんな長いのか本当に謎。
新型兵器も日用品がメカになる面白さは減って、武器用の武器ばっかりだし、チート的なハッキングもお腹いっぱい。
あ、でもあのあそこに入れるあれは本当によかったし、中の中まで見せてくれたのはとても紳士的だと思う。
